攻略法その②は分類です。
分類がなぜ大事かというと、少なくとも高校までの数学には、与えられる条件と求める解答の間に明確なパターンがあるからです。ですから、このパターンさえつかめれば、別に数学のセンスなどなくとも、数学はできるようになります。
パターンをつかむためには、一にも二にも、解いた問題を、自分で分類・整理してみることです。
どんな分類の仕方でも構いません。似たような問題を類題としてまとめることを通して、
①個々の問題の条件や背景について考え、
②その時間を通して単元の理解を深めることができます。そして、
③記憶にもより深くとどまります。
この、自分の頭の中で全体像を整理し直す、という作業が、高校数学の勉強のハイライトであり、力が伸びる瞬間かと思います。
そして、これができれば、模試や定期テストなど恐るるに足りません。むしろ、模試やテストは、自分の知っているパターンのどれに当てはまるかを考える楽しい時間であり、知らないパターンが出てきたとしても、Myコレクションが増えたようで嬉しいものです。
トランプに例えれば、自分の持っているカードを分類しきちんと把握しているかどうかで、勝敗が決まるような感じです。
学校で解いた問題、問題集に出てきた問題、テストや模試に出てきた問題を、分類してみましょう。ルーズリーフなどを使えば時系列に関係なく、ページを編集できます。
以下は、数IIの円問題についての分類の一例です。
繰り返すようですが、数学のセンスなどなくても、数学は面白くなります。(^_^)